HOME > 教員紹介 > 楮原京子


自然地理学  楮原京子

人物紹介

 バリッとスーツを着こなし,颯爽とスマートに仕事ができるキャリアウーマン!・・・には程遠く,作業服を羽織り,多少おちゃらけた雰囲気のある私です.自然豊かな鳥取県八頭郡で生まれ育ち,大学進学とともに鳥取を離れて,甲府,仙台,土岐,つくばと転々とし,2012年に山口に来ました.この間,私の恩師をはじめとする多くの方々に救っていただき,今の自分があります.努力もそれなりにしてきましたが,いいタイミングで,いい先生,いい先輩・後輩,いいライバル,いい上司,いい同僚に出会ってきました.

そういった意味では,きっと私は「運が良い」人間です.


私の研究

 地表付近で起こるありとあらゆる現象を映し出す存在でもある地形は,見て触れることができ,その成り立ちを紐解くことは,その背景にある自然の(時として人間による)様々な動きを知ることにつながります.そんなところにおもしろさを感じて,構造地質学や地球物理学的手法を取り入れながら,地形の成り立ちについて研究しています。特に、断層運動に関連した地形(変動地形)が好きで,変動地形と「地震」という現象との関連性を明らかにしたいと思っています.

最近では,自然災害の時間感覚を追求しようとする「時間防災学」にも取り組んでいます.土石流に発生周期があるのか?土石流の発生頻度はどのような事柄に影響を受けるのか?それには社会の変化が関わるのか?など,山口県にとって身近な土砂災害をテーマとした研究を進めています.


私の授業

ここに一枚の写真があります.ただ美しい風景写真として楽しむのも良いですね.しかし,私の講義では「写真をみて分かることは何か?」という問いかけをよくします(写真ばかりでなく,グラフや絵の場合もありますが・・・).その目的は,少ない情報の中からより多くの情報を引き出す,そんな観察眼を養うことです.学生からは「分かる事なんてない」と返ってくることもしばしばですが,はじめは,みたままを口にするだけでいいのです(でも,この過程がすごく重要).例えば,この写真なら細長い松林がある,海岸線が凸凹など.これなら「高校で地理を習っていないから分からない」とは,ならないですよね?そのあとは,気づいたことを,なぜ?どうして?と疑問形にして考えてみましょう.観察から発見,そして考察という流れもみえてきませんか?

高校までの試験には正解がありました.しかし,社会に出れば答えを自分で見つけ出さなければならない,そもそも,問題だって自分で見つけなければならいことがおきます.これからのためにも鋭い「観察眼」を養っていきましょう.  

地理学研究室

山口地理学会

〒753-8513
山口市吉田1677-1
山口大学教育学部
社会科教育教室
メールはこちらへ