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西洋史学  岩崎 好成

私の研究

ドイツ現代史を専攻。特にナチスの台頭要因(=なぜ当時のドイツの人々はヒトラーを支持したのか)について研究してきました。
が、近年では、歴史教育についての関心を深めています。「歴史から、歴史に、歴史で学ぶ」という観点から、「歴史を学ぶ」意味について考えています。少し授業を工夫すれば、歴史学習から結構いろいろなことが学べます。


私の授業

重視しているのは、次の三点です。但し、力点の置き方は授業ごとに違います。

  • 比較社会史の視点。これは、現代の、日本という国で、バカやって生きている私たちが自分自身を知るために学ぶ西洋の歴史、という意味です。ごくフツーの人間である私たち自身、日本という国・社会の来歴そして現在(いま)、これらをよりよく知るための一助となるような西洋史授業をめざしています。たとえば、欧米社会におけるキリスト教的伝統を明らかにしたのちに日本社会と比較すれば、いくつかのことが見えてきます。

  • 実証と論理的整合性の重視。より説得力ある歴史像の組み立てには、根拠を示しながら筋道をたてて語る、ということが必要になります。「論より証拠」という言い回しがありますが、正しくは「論も証拠も」です。両方必要ですから、歴史教師は必然的に「おしゃべり」になります。

  • 基礎的な概念の解きほぐし。民主主義や自由主義、権力や支配、公共や公正、道徳や倫理といった(社会や人間関係を語る上で必要になる)概念の意味や成り立ちを、史実を利用して具体的に、かつ、中学生にもわかる平易なことばで解説する、ということをめざしています。ちなみに、皆さんは、「道徳」と「倫理」の違いを説明できますか。
    あるいは、社会科の「社会」と「世間」は同じものでしょうか。
井上ひさしさんの言う「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く・・・」が、私にとっての授業の理想です。なかなかうまくいきませんが、理想に近づくための手立てが上の三点ということになります。


人物紹介

いつの間にか「シニア世代」になってしまいました。
社会科教員には優しい人が多いので、私は「意地悪じいさん」として、今しばらく頑張りたいと思います。

地理学研究室

山口地理学会

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