教室紹介

障害のある子どもの様々な実態を踏まえ、その特別な教育的ニーズに応えるべく、「障害児教育」は「特別支援教育」へと改称されました。それに伴って教師の専門性の高さが求められています。
私たちは障害のある子どもたちを正しく理解するために、障害児の心理や行動の特性などを中心に学んでいます。また、山口大学のキャンパスに隣接する「附属特別支援学校」の児童生徒や先生方とのかかわりや、近隣の福祉施設でのボランティアなど、子どもたちと一緒に学び合える環境も豊かです。
大切なことは、専門的な知識だけでなく体験的な学びです。この積み重ねが子どもたちを支え、ともに学び合う力を育ててくれます。
教育の世界では、教師だけではなく、保護者の皆さんや専門機関などとの連携・協力が不可欠です。障害のある子どもを取り巻くさまざまな人びとと関わる中でこそ、「協働して支え合う」ことの大切さを学ぶことができます。
 共に学び、共に成長できることを楽しみにしています。

よくある質問

Q.取得できる免許状について教えて下さい。

A.基礎免許の「小学校教諭一種免許」または「中学校教諭一種免許」に併せて、「特別支援学校教諭一種免許(知的障害、肢体不自由、病弱)」が取得できます。 加えて、所定の単位を履修すれば「高等学校教諭一種免許」も取得できます。

Q.障害のある子どもとのふれあいについて、具体的にどんなことをしているのですか。

A.附属特別支援学校とのかかわりでは、週に1度の「教育相談」や、毎年学生主催で行われる「クリスマス会」、学校の行事である「ふよう祭」や「研究大会」のお手伝いなど、頻繁に交流があります。これらを通して、障害のある子どもの支援について学びを深めています。
 近隣施設でのボランティアについては、主に毎週末、知的障害や自閉症、ダウン症、肢体不自由などのある子どもたちの、余暇活動等の指導に取り組んでいます。
 詳しい活動内容は、課外活動のページに載せておりますのであわせてご覧下さい。

Q.どんな人が学んでいるのですか?

A.障害のある子どもの支援者を目指すやる気のある学生が全国から集まっています。また大学院生をはじめとして山口県教育委員会から派遣される現職教員がともに学んでおり、学年や年齢を超えた交流が盛んです。  学年や年齢の垣根を越えて学び合うことは、障害やその支援の在り方について様々な見識を得ることだけでなく、教育・医療・福祉・労働などについて多角的に考ることを可能にしています。

在学生の声

障害児教育コース 3年より

講義やゼミで懇切丁寧な指導が受けられることに加え、毎週開かれるボランティア活動等にも自主的に参加することができるという点で、「体験的に学ぶ」環境に恵まれています。またこれらのボランティア活動は学生が企画・運営して行うものが中心であるため、学生同士の結びつきが強く、学年を超えた学び合いを実感しています。  特にこの研究室の一大イベントである「自閉症児療育キャンプ」と、それに続いて行われる「教室合宿」では、講義や実習では得られない達成感を感じることができます。このコースに入学することができ、本当によかったと心から感じています。

特別支援教育教室 修士1年(他学科から入学)より

このコースの第一印象は、非常に勉強熱心で礼儀正しいなぁ!というものでした。大学院に進学して特別支援教育教室の一員となり、学生が主体となってボランティア活動等に取り組む姿を目の当たりにして、その熱心な姿勢は学部1年生の当初からの体験学習の積み重ねによるものなのだということがわかりました。
 熱心な仲間と、きめ細かい(時には怖い?)指導をして下さる先生方に囲まれながら学ぶこの時間は予想以上に有意義なものです。
 障害のある子どもたちはもちろん、その保護者の方や先生方、そして仲間たちから教わったことを還元し、障害児者へよりよい支援ができるよう、これからも学びを深めていこうと考えています。

特別支援教育教室 修士1年(現職教員)より

年齢も経歴も異なるもの同士が同コースの“院生”という共通の立場で集い、研究について教育について自分の夢について語り合える日々は、私にとって“お宝”です。  いわゆるイマドキの若者がこんなに熱くて繊細で素敵だということに気づかされたことに何より感動しました。そのメンバーと一緒に学ぶ中で、自分の中の古くてカチカチになっていた部分がじわりと溶け出し、新鮮な見方・柔軟な考え方が加わっていっているような実感を得ています。