ファイル所有者の概念

Linuxのように多くのユーザが1つのパソコンを使う場合、それぞれのユーザが作ったファイルやディレクトリが他の誰かに操作されることを防がなければなりません。 そのためLinuxでは、ある利用者が作ったファイルを別の利用者が勝手に覗いたり、書き換えたり、削除したりしないようにするためにファイルごとに保護モードをもっています。
保護モードは、以下のような区分で設定をすることができます。


 
 
実際に、ターミナルktermを開いて、ファイルの保護モードを見てみましょう。
ファイルを表示させるために
 
$ls -l

と打ち込んでEnterキーを押して下さい。
するとカレントディレクトリのファイルの表示がされたと思います。表示内容の説明は以下の通りです。


また、Linux全てを管理するユーザ(root)のことをスーパーユーザといいます。スーパーユーザは全ての利用者のファイルやディレクトリの操作を行うことができます。

 

ここではファイル所有者の変更のコマンドについて説明をします。

 

chownコマンド(ファイルの所有者の変更)

 
ファイルの所有者の変更は、chownコマンドで行います。ただし、スーパーユーザだけが変更可能です。それ以外のユーザは変更できないことに注意してください。
 
コマンド
意味
chown 【オプション】 <変更したい所有者名> <ファイル名>
指定したファイルの所有者を<変更したい所有者名>に変更する。
 

 

オプション
意味
-R
再帰的にディレクトリを降下して、全てのファイルの所有者を変更する

 

 

<例>
root# ls -l linux.txt -r--r--r-- 1 ken-na root 15097 Mar 19 18:56 linux.txt
root# chown www linux.txt
root# ls -l linux.txt -r--r--r-- 1 www root 15097 Mar 19 18:56 linux.txt