表計算ソフトでは、定数を除いて、セル名を用いて計算式を作成して行く方法が一般的です。 セル名を参照した方が、応用性が広くて便利なのです。この章では、計算式を作成する上での基礎知識、セルの参照方法について説明をしていきます。なお、計算式を設定するときは、通常は、結果を表示するセルにイコール( = )記号を入力してから始めます。

 

 表示形式について

 

 第3章1-8「データの表示形式の変更方法」で説明した方法は、Excelに組み込まれた表示形式の変更方法でしたが、自分で自由に表示形式を設定できる方法もあります。 例えば、「前ゼロ」(000123)や「単位付き表示」などの時にこの方法を用います。 書式を設定したいセルを選択した後、「書式」→「セル」を選び、「表示形式」タブの中の「分類」ボックスに、「ユーザ定義」という項目があります。これを選択すると以下のようなパネル(図7-1 参照)になります。

「種類」ボックスに設定したい表示形式

を記号などを使って入力します。

図7-1 ユーザ定義の書式

 

 ここによく使われる表示形式の記号は決まっていて、かなりの数があります。下記に良く使われるような記号を列挙しておきます。

一般記号
意   味
#
この記号で指定した桁から左側(上の位置)に数値があれば表示し、なければ何も表示をしない
この記号で指定した桁に数値があればそのまま表示して、なければ0を表示する
?
この記号で指定した桁から右側(下の位置)に数値があれば表示し、無ければ何も表示しない
.
小数部の表示形式を指定する時に使う
,
桁区切りのカンマを入れる時に使う
%
パーセント表示する時(セル内容に100を掛けて%表示する)
" "
この記号で挟んだ文字列をそのまま表示する
@
セルの文字データを表す、文字表示の表示形式に使う
「色」
表示する数値や文字に色をつける
スペース
間をあける

 

日付記号
意   味
yy
西暦年の下2桁表示する
yyyy
西暦の4桁表示
e
和暦年の表示
ee
和暦年の前ゼロ付き表示 (平成02年)
g
元号の半角アルファベット表示 (H12)
gg
元号の漢字1文字省略表示 (平2年)
ggg
元号の漢字2文字表示 (平成12年)
m
月の表示
mm
月の前ゼロ表示 (03月)
mmm
月の英語省略3文字表示(3月は、Mar)
d
日の表示 ( dd や ddd は、月と同じ意味)
aaa
曜日の日本語省略1文字表示
aaaa
曜日の日本語表示

注意

 「年」のみの表示をしたい時は、必要とする「年」のみを入力するとその数値は日付の連番と解釈されて、表示される「年」はとんでもない値になるので、必ず「年月日」を入力して書式設定をします(例題を後述)。

 

時刻記号
意   味
h
時の表示
hh
時の前ゼロ付き表示
m
分の表示
mm
分の前ゼロ付き表示
s
秒の表示
ss
秒の前ゼロ付き表示
[ ]
24以上の時、60以上の分を表示させる時に使う
AMamAaPMpmPp
12時間制で時刻表示する時に使う

注意

 「m」と「mm」は、「日付記号」と重複していますが、「年」の直後に指定すると「月」になり、「時」の直後に指定すると「分」のように自動識別されます。 例題1:一般記号に関するもの


例題1:一般記号に関するもの

例題2:その他