データの保護機能

 

 Excelには、セキュリティ機能として各シートやブック全体にアクセス制限をしたり、保護機能をつけたりすることが出来ます。 これによって、固定されたデータや形式などがある場合は、不正な書き替えや、誤った操作(消去してしまうなど)を防ぐことが出来ます。 データを共用して使うときなど、この機能を利用すると便利です。方法は、メニューバーから「ツール」→「保護」を選択し、「シート保護」あるいは「ブック保護」を選択します。さらに、パスワードを設定することにより保護を強化することが出来ます。但し、シートやブックを保護する場合に種々の制限がありますので、ヘルプなどをよく読んで設定を行って下さい。 以下に手順を述べておきます。

 

実習21

 新規ブックに図6-7を参照してデータ入力して下さい。 ファイル名("EX4")と付けて保存して下さい。

 

手順

1. 表のフォーマットを作成します。(図6-7参照)
2. 表示形式、配置、フォント形式、罫線、セルの配色などの書式を設定します。(図6-8 参照)
3. 計算式を設定します。ただし、計算式を設定すると、データが未入力なので、セルにゼロ表示されます。ゼロを表示したくない場合は、メニューバー「ツール」→「オプション」のパネル中の「表示」タブを開きます。(図6-9参照)「ウィンドウオプション」の「ゼロ値」のチェックボックスを無効にして下さい(チェックがない状態)。
4. 保護しないセル(データ入力を固定しないセル)を選択し、セルの書式設定パネル(メニューバー「書式」→「セル」)の「保護」タブをクリックします。「ロック」のチェックボックスを無効にします。(図6-10 参照)
5. 全てのセルについて、上記の設定を行ったら、メニューバー「ツール」→「保護」を選択します。図6-11のパネルが現れるので,「シナリオ」のチェックボックスを無効にして「OK」ボタンを押します。この時、パスワードを設定すると、パスワードを管理しているユーザ以外は、シート保護の解除が出来なくなりますので、セキュリティを強化したい時には、積極的にパスワードの設定をする方が良いでしょう。 また、「オブジェクト」のチェックボックスは、グラフなどの時に有効になりますので、適宜、有効/無効にして下さい。

注意

 実は、シートの保護は、実際にはセルの保護に過ぎないようです。つまり、シートの保護だけを設定しておくと、シートが削除できたり、現在アクティブになっている以外の他のシートは保護されません。これでは、危険なので最終的には「ブックの保護」を行っておかないと意味が無いでしょう。 さらに、複数のシートにわたって同じ設定をするときは、第2章1-5を参照し、複数のシートを選択して上記 1から 5 までを設定すれば簡単です。しかし、「シートの保護」の設定は個々のシート名を選び設定して下さい。

 

 

図6-7 データ保護 例題データ     図6-8 Average のセルの表示形式を設定

 

図6-9 「オプション」パネル

          

図6-10 データ入力部分の「保護ロック」解除     図6-11 シートの保護(上)ブックの保護(下)

 

実習22

 実習21で使ったブックの「Sheet2」に、第8章8番目の表を作成し、上記の手順に従ってシートおよびブッ クの保護を設定し、保護されているかを試して下さい。 シートに名前をつけて、上書き保存をして下さい。