13. 進路について

 

 数理情報の学生の卒業後の進路は大きく分けて、次の3種類に分けられます.数学の教師(中学校)、一般の企業、進学です.遅くとも二年生の終わりまでには、自分の進路を決め、それに向けた準備を行ってください.

 

 

1.     数学の教師

 数理情報の学生は、決められた単位の履修することにより4年間で中学の数学の教師の免許を取得できるように、カリキュラムが構成されています.ただ注意してほしいことは、教師の免許を取得したからといって、教師になれるとは限らないということです.教師になるには、免許を取得した後に、各都道府県の実施する採用試験に合格する必要があります.特に近年、少子化の影響により正規採用される人は減少しつつあり、数学の教師を目指す人は採用試験に向けて、しっかりとした準備をする必要があります.この冊子の14. 教員採用試験の準備について」を良く読んでください.幸い正規採用に漏れてしまった人にも、臨時採用される可能性が残っており、実際にかなりの人数の人が臨時採用されていますが、臨時採用は長くて1年限りの採用ですので、臨時採用された人はまた来年、採用試験を受験しなければなりません.

2.     一般の企業

 数理情報の学生には数学の教師になる他に、数理情報で学ぶ計算機の知識を活かして企業で活躍する道も有ります.これにはコンピュータの専門学校や企業内の教育システムの講師も含まれます.現在、長期的な不景気で就職状況は厳しい状態にあります.こちらを希望する人は、情報処理技術者試験を受験し、情報処理技術者の資格を取るようにしてください.

3.     進学

 大学院へ行き、さらに自分を高めてから就職する道も有ります.例えば、山口大学の教育学研究科を卒業すれば、「専修免許」を取得できます.この専修免許は校長や教頭先生になるのに必要とされる免許です.もちろん、大学院へ入学するには入学試験を突破しなければなりませんから、大学で数学、計算機科学や教育学等をしっかり勉強することが不可欠です.大学受験と異なり、大学院の受験は日程が重ならない限り、複数の大学の試験を受けることが出来ますからいろいろなところを受験し、自分に最もあっていると思う大学へ入学すれば良いでしょう.山口大学の大学院に関する情報は16. 山口大学大学院」に有りますが、教育研究科に進学する場合、数学教育専修、理科教育専修、技術教育専修の3つの道が考えられます.