12. 卒業研究

 

 卒業研究は、研究と言うものをどのように進めるかを学ぶ機会になっています.4年生になるまでに学んできた知識を活かして、ものごとを学問的に研究するということはどういうことなのかを体験する場です.その意味で、学問の場としての大学の真髄に触れる機会です.

 卒業研究を効果的に行うためには、ある程度以上の数学、計算機の知識が必要です.そのため、数理情報では、卒業研究を履修するための条件を後述のように設けています.履修計画の立てるときに、予めこのことに十分注意してください.なお、3年次の「数理講究」という科目は、卒業研究の進め方を学ぶ「入門コース」として位置付けられています.

 

1.   卒業研究を履修するための条件

 数理情報教室の開講授業は、教育工学系、情報系、数学系、理工系、教育・心理系、関連科目とに区分されます。そして、必修科目、選択必修科目が定められています。必修科目は必ず合格しなければ卒業出来ない科目です、選択必修科目は指定された授業科目グループの中から指定された単位数を合格しなければ卒業出来ません。

 4年生には必修科目として卒業研究があります。これは、4年間で勉学する授業の総決算にあたる一番重要なものです。多くの科目が未履修であると、卒業研究が意味あるものになりませんので、卒業研究に進むための条件を定めています。

 

平成10,11年度入学者

 4年次における「卒業研究」を履修するためには,3年次末までに次の条件を全て満たす必要があります。

 

(ア)         卒業に必要な128単位の内80単位以上修得していること。

(イ)         下記の共通教育必修科目をすべてを修得していること。

   (学部共通教育)人間と科学

   (共通教育)   情報処理概論、基礎数学T、基礎数学U

(ウ)         下記必修科目の内、各系列ごとに過半数を修得していること。

   (教育工学系) 教育情報基礎T、教育情報基礎演習T、

        教育情報基礎U、教育情報基礎演習U、教育工学T

   (情報系)     コンピュータ・アーキテクチャー、OS概論、計算機言語T、

           計算機言語演習T、計算機言語U、計算機言語演習U、

           情報処理論T、

   (数学系)   離散数学T、離散数学演習、線形代数学T、

           線形代数学演習、基礎微分積分学T、

           基礎積分微分学演習、確率・統計学T

   (理工系)     数理情報講究

 

(エ)         理工系の選択必修科目の内、卒業に必要な単位数の過半数を修得していること。

(オ)         教育・心理系の選択必修科目の内、卒業に必要な単位数の過半数を修得しいること。

 

注意事項

この上記の条件は必要最低限の条件です。数理情報教室に属しているのですから,より多くの数理情報の開設科目を履修するよう心がけて下さい。

 

平成12年度入学者

 

 平成 10, 11 年度入学者とはカリキュラムが異なっているので、多少条件が違ってきます.詳細は後日、お知らせします.

 

2.   卒業研究の進め方

 卒業研究は、小人数の参加者による発表と討論を中心としたスタイルで進められています.これは「セミナー形式」(seminar 英)または「ゼミナール形式」(Seminar 独)と呼ばれ、それに参加する者の作る会は「セミナー」とか「ゼミ」とか呼ばれます.指導教官による指導のもとで、ゼミ参加者は研究テーマについて調べてきたことをゼミで発表して議論を交わし、研究テーマについての理解を深めていきます.講義と違ってゼミ参加者である学生が中心になって進めます.

 ゼミの主体は学生であり、学生自身がやらなければ、何も進みません.卒業研究に「受け身」で参加することは出来ません.一年間かけて行うものですので、興味がわかなければ長続きは出来ません.ゼミの指導教官やゼミの研究テーマを選ぶときには、十分に教官と話し合っておくようにしてください.

 他のコースでは、卒業研究の成果として学生に「卒業論文」を作成させるところがありますが、数理情報では、「卒業論文」を書く必要はありません.卒業研究のゼミでの発表や討論に参加することによってその代わりとします.

 卒業研究のゼミについての説明会は、3年生を対象にして3年の後期に行われます.3年生は、その後、各自の参加したいゼミについて希望を出します.数理情報の教官がこれらの学生からの希望を検討し、「卒業研究を履修するための条件」を満たしているかどうかを確認して、どのゼミに所属できるかを決定します.一人の教官が指導できるゼミの人数は制限がありますので、必ずしも第一希望の通りにはなりません.

3.   卒業研究発表会

 卒業研究発表会は、4年生がセミナーで1年間にわたって勉強してきたことを他の学生や教官の前で発表する場です.同時に、これは教官による審査も兼ねる厳粛な場です.4年生は、十分な準備をして発表に臨んでください.3年生は、4年生の発表会の準備を手伝い、4年次になすべきことを学ぶようにしてください.

  日時と場所

 卒業研究発表会は、通常、後期試験終了直後の日に設定されます.海上と日時については、数理情報の教官が年度当初に決定しています.教室主任が会場を発表会当日およびその前日(リハーサル日)の2日間を学務係に予約してあります.教室主任または学年主任の教官が、発表会リハーサルの日に、会場の部屋のキーを教育学部学務係から借り出していることを確認してください.

発表の時間や順序

 発表の時間や順序についての詳細は、3年生が各ゼミに相談の上で決め、ゼミ生及び教官に連絡します.発表は、基本的には1名だけの発表のときは 20分以内にします.複数名による合同発表のときは、二名のときは 25分以内、3名のときは 30 分以内にとどめます.

発表用文房具の注文

 発表会での発表用に、模造紙、OHPシート、マジック、ペン等の文房具が必要になります.どのような文房具が必要になるか、3年生はゼミ生に聞き、教室主任ないし学年担任を通して校費で購入してもらいます.

発表会参加者の昼食

 発表会は、通常は午前中に始まり、午後まで続くことがあります.その場合、発表会に参加する学生・教官の昼食用の弁当は、3年生が手配するようにしてください.

レジュメ

 各ゼミは、卒業研究の概要を書いたレジュメを作成して印刷し、発表会の出席者に発表資料として配布します.レジュメは以下の手順で作成します.

A)     原稿は A4縦版で作成する.現行の枚数は、最大 20×(ゼミの人数)枚以下にする.レジュメは概要であるので、詳細に長々と書く必要はありません.枚数が制限を超過しそうなときには、行間を詰めたり、字のサイズを落としたりして工夫してください.

B)     原稿は、原則としてパソコンを利用して書いてください.

C)     原稿を2枚並べて、縮小コピーして B4横版にします.その結果、ページ数が半分になります.

D)     表紙をつけて、3年生に渡します.

レジュメの印刷

 レジュメの印刷作業は、原則として3年生が行います.各ゼミから印刷用レジュメを受け取り、教育学部1階にある学生用印刷機を使って、わら半紙に学生と教官の人数分を印刷します.卒業研究発表の時期には、学生印刷機の使用の予約が非常に混みます.かなり早くから印刷機の使用を予約しておいてください.印刷した後、それらをホッチキスで綴じます.原稿は各ゼミに返却してください.

発表会のリハーサル

 発表会の前日に、発表会場で発表のリハーサルをぜみごとに行います.リハーサルは、夕方遅くまでかかることが多いので、会場の部屋のキーの管理に注意してください.リハーサルの順番は、各ゼミの都合を聞いて3年生が決めます.3年生は OHP、スクリーン、指示棒などを必要なだけ用意し、リハーサルを手伝ってください.

発表会当日

 発表会の司会進行は、3年生が責任を持って行います.

 

ドラゴン曲線 バイファケーションダイアグラム